午後のゆっくりDIARY 2018年07月04日
  1. 親の介護
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誰もが普通でなくなっていく

父は、ジワジワと広がって記憶や言語、認知、理解といった領域を侵し続ける脳内の出血を止めるためにストレスなく安静にしていなければいけませんでした。

しかし、どんなに医師や看護師、家族が今の状況と理由を説明しても
簡単な指示さえもはや理解することができませんでした。

たまに話はできましたが、会話ではなくなりました。

なぜ周囲が自分のやりたいようにさせてくれないのか、
そして自分自身の身体もなぜか思うように動かせない、
そのことで苛立っているようでした。

起き上がろうとすると注意をされ、場合によっては抑えられ、立ち上がろうとすると、
フラフラして転んではいけないから、と付き添われ支えられ
「やめてくれ、もう結構!手を離してくれ!」という言葉がつっかえて上手く口から出てこない、
「喉が渇いた、お茶が飲みたいからちょっと起き上がりたいんだ」という意思さえ伝わらないのです。

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実際、脳内出血を起こした人が、ふらつく頭と覚束ない足取りで歩いたために、どこかに頭をぶつけ
再出血で後遺症が重くなってしまう例は少なくないのだそうです。

まともな頭の状態なら、「いまは大変な時だから少しの間だけ静かにしていてね、動きたいときは声をかけてね、ナースコールをしてね」と言えば聞いてくれるのでしょうが、
油断があったか、理性の働き(抑制)が失われていたのですね。

そんな父を見て、▽子は一時でも父から目を離すことはできない、と考えたのでしょう。

「▽子もお母さんも疲れている、ずっと大変だったもの、この病院は完全看護なんだから、家に帰ってゆっくり休んだ方がいいよ、暫く私が居るし何かあったら連絡するから」と労っても

「家に帰ったら余計に安心できないから、ここに来てるんや!」と泣いて怒りました。

「じゃあお母さんは家に居たら?」と言うと
一人で家に居るのは不安だ、▽子と私の気持ちがわからないのか!とまた怒る・・・

「じゃあ、お父さんの前で泣いたり怒鳴ったり心配そうな顔をするのはやめようよ、
お父さんが不安になるし、悲しんだり余計イライラすると思うよ」と言うと

「なんでそんなこと言うの? そんなはずないやん、お父さんは何もわかってないんやから。
私たちが何を言ってるのかもわからないんや!悲しいとか不安とか思うわけないやろ!」
「もうどうしようもないお父さんのことより私たちのことを先に考えてよ!」
と、二人の喚き声が部屋中に響き

私は、こっちを向いてはいるが、ぼーっとした乏しい表情の父を見遣っていたたまれなくなりました。

*続きます

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